「住宅ローンは繰り上げ返済すべきか? それともNISAなどで資産運用に回すべきか?」
40代を目前に控えたり、40代に入ったりしたタイミングで、誰もが一度は悩むテーマではないでしょうか。
SNSやYouTubeでは「今はローン金利は低いんだから、繰り上げ返済なんかしないでS&P500やオール・カントリーに投資した方が期待リターンが大きい」みたいな意見をよく見かけます。
金融リテラシー的な損得で言えば、確かにそうかもしれません。
しかし、当時39歳で変動金利の40年ローンを組んだ僕の戦略は「投資はしつつも、できるだけ繰り上げ返済を優先する」です。
今回は、なぜ僕がNISAなどの資産運用ではなく繰り上げ返済に力を入れているのか、その理由と僕なりの返済スタイルについて書いていきます。
完済年齢79歳のリアル「繰り上げ返済」しないと詰む
僕が繰り上げ返済をガンガン進めたい一番の理由は、いたってシンプルです。
「繰り上げ返済をしないと完済年齢が定年を余裕でぶち抜いた79歳になってしまうから」
定年後もローンの支払いに追われ、働き続けなければいけない未来はどうしても避けたい。
悠々自適な老後を過ごしたい~!
(無理そうだけど…)
さらに、40代以降の人生には予期せぬお金がかかります。
- 冠婚葬祭
- 車の故障や買い替え
- 自分や家族の健康問題
- 家の外壁や設備の修繕費
などなど、このような急な出費が増えていく中で、「まだこんなに住宅ローンの元金が残っているのか…」とストレスを抱えながら生きるのは絶対イヤです!
また、金の変動を一切気にせず、機械的にローン払い続けていて、「ついに完済したぞ~!」と思ったタイミングで
「未払利息が発生していました」
なんてことになったら、僕はショックでひっくり返ってしまいます( ゚Д゚)
だからこそ、自分の手でリスクをコントロールするために、繰り上げ返済を進めています。
配当金の通知より「元金が減る感覚」が好き
もちろん、投資の旨味を完全に捨てるのはもったいないので、とりあえず今は以下のようにお金の割り振っています。
- 繰り上げ返済:4
- 投資(NISA・米国株など):3
- 貯蓄:3
誰かの本や専門家の意見を参考にしたわけではなく、「自分がやっていて心地いい」と感じたのがこのバランスでした。
たしかに、投資の割合を増やした方が将来的な資産額(リターン)は大きくなる可能性があります。
でも僕は、「配当金が入金されました」という通知を見るよりも、繰り上げ返済をして住宅ローンの残金がゴリゴリ減っていくのを見る方が圧倒的に好きなんです(笑)
住宅ローンは返済期間が長いため、変動リスクに長年ドキドキし続けるくらいなら、繰り上げ返済をして確実に利息削減という「利益確定」をさせた方が精神的にずっと安心できます。
投資と違って、繰り上げ返済は「確実に利息を削減できる=無事故で確実なリターンが得られる」ということです。
「合理的じゃない」「金融リテラシーが低い」と思われても構いません。
大切なのは、自分が夜ぐっすり眠れるかどうかだと思います。
これはもう、お金の問題というより「性格の問題」だと思っています。
毎月「元金の倍」を払う!繰り上げ返済で元金をゴリゴリ削る喜び
僕の繰り上げ返済は、我慢して無理やり支払うスタイルではありません。
どちらかといえば、借金の元金分を繰り上げ返済によって、口座からお金は引かれていくものの、ローン残高(元金)がゴリゴリ削れていくのをニヤニヤしながら通帳を眺めるみたいなイメージ(笑)
繰り上げ返済のルールは、「毎月、元金の倍を払う」というものです。
例えば、毎月返済額のうち元金分が4万円なら、そこに繰り上げ返済としてプラス4万円を上乗せして、計8万円を元金返済に充てるイメージです。
さらにモチベーションを上げるために、返した金額を身近なものに置き換えて考えています。
「よし、これで家のサッシ代分が払えた!」
「今回はダイニングテーブル代分の元金を消せたぞ!」
利息という目に見えないものではなく、「元金」にフォーカスすることで、家を少しずつ自分のものに買い取っていくような感覚です。
「住宅ローン控除」や「投資の期待リターン」に惑わされない
よく「住宅ローン控除がある期間は繰り上げ返済しない方が得」「今の金利なら運用した方が得」と言われます。
僕自身、これから住宅ローン控除を受けるフェーズですが、控除の有無に関係なく元金の倍を支払うスタイルを貫く予定です。
僕の場合は、控除の節税額以上に、元金を減らすことによる利息削減効果と「気分良さ」の方が自分にとってのリターンが大きいと思っています。
資産運用は「何が起こるか分からない」のが大前提です。
もし暴落局面が来たときにメンタルが削られて生きた心地がしないなら、そのお金は余裕資金ではないのかなと思います。
なので、不確実な投資のリターンを追うくらいなら、目の前の確実に減らせるローンを減らす方がいいなと、僕は思います。
それでも「資産運用に回してもいい人」の条件とは?
ここまで繰り上げ返済推しで話してきましたが、「じゃあどんな人なら投資に回していいのか?」についても考えてみました。
(…素人&金融リテラシーがない人の意見なんて誰が聞くんだ…?)
- 生活防衛資金(3〜6ヶ月分)がしっかり確保されている
- このペースで貯金すれば、将来の家の修繕費なども賄える見通しがある
- 投資資金は「最悪なくなっても老後に困らない」と割り切れる完全な余裕資金である
- 「自分は運用リスクを引き受けて生きていくんだ」と腹をくくれている
「投資をしなきゃ老後が不安でギリギリ…」という状態で不確定な投資に賭けるのは、それは投資ではなくギャンブルだと思います。
投資したお金が減っちゃうと困る、詰んでしまうような段階であれば、まずは確実なリターンである繰り上げ返済を選ぶのが堅実だと僕は思います。
さいごに
素人が長々と書いてきましたが、住宅ローンと投資のどちらを選ぶかに「万人に共通する唯一の正解」はないと思います。
ただ、もし今「繰り上げ返済をするべきか、老後のために運用に回すべきか…」と悩んでるなら、少なくとも手元にあるお金の一部は、繰り上げ返済に回してみるのがおすすめだと思います。
ローン残高から元金が減る感覚はなかなかの快感で、結構クセになります(笑)
繰り上げ返済か運用に回すか、それとも両方同時に進めるか、まずは第一歩として、以下のことをチェックしてみるといいと思います。
- 現在の住宅ローンの完済年齢を確認してみる
- ネット銀行などのシミュレーションで、少し繰り上げ返済した時の残高と期間の変化を見てみる
- 自分は「数字上の最大化(リスクをとる)」が好きなのか、「確実な安心(ローン減少)」が好きなのか、自分の胸に問いかけてみる
ローン返済は長い道のりなので、数字の損得だけに振り回されず、自分が一番心地よく過ごせるスタイルを見つけていきましょう!
以上です、ありがとうございました!(^^)

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