【書評】『世にも奇妙な職業案内』(作:ナンシー・リカ・シフ 訳:伴田 良輔)

 

世にも奇妙な職業案内

概要

書名:世にも奇妙な職業案内
作者:ナンシー・リカ・シフ
翻訳:伴田 良輔
出版社:ブルースインターアクションズ
出版年:2004年5月22日
本の長さ:131ページ

ジャンル:ノンフィクション、エッセイ、生き方

内容:私たちの日常ではあまり耳にすることのない、ユニークで個性的な職業にスポットを当てた写真、エッセイ集。


特徴

・見開きで、左に職業名、右にその職業に従事する人のモノクロ写真という構成。
・エッセイには、その人がその仕事を始めた経緯や、その仕事に対する思い、そしてどのような生活を送っているのかが240文字程度で書かれている。
・その職業の年収や、その仕事に就く方法については触れられていない。

 

この本から得られること

・多様な職業があることを知ることができる。
・仕事選びに役立つヒントが得られる。
・好きなこと、得意なことを仕事にするきっかけになるかもしれない。


感想

「やりたいことはあるんだけど、さすがにこれは仕事にならないよな~」と、モヤモヤを感じている人にとってこの本は、何かしらのヒントが得られると思います。   

 

もしかしたら起業するきっかけになるかもしれません。

 

僕はこの本を読んで率直にもっと早く出会いたかったと思いました。

 

10年前くらい前、テレビでたまたま「ひよこ鑑定士」という仕事を知って興味を持ったのですが、その時にはもう養成学校に入所できる年齢を超えていたため、挑戦すらできませんでした。

 

この経験から、若いうちに世の中にはいろんな仕事があるということを知っておくことが大切だと身に沁みました。

 

仕事を選ぶ際には、自分のやりたいことやできそうなこと、ラクそうなこと、安定した収入など、基準は人それぞれです。

また、周囲の環境や身近な人、自分の性格やこれまでの経験を踏まえて、どんな仕事が自分に合っているのか、どんな仕事に挑戦してみたいのかを考えるようになると思います。

 

この本では、身近な人はもちろん、求人サイトでもあまり見かけないようなユニークな仕事が紹介されています。

 

例えば、犬の口臭を嗅いで健康状態を測定する、口臭を嗅ぐ『ドッグスニッファー』という仕事。(36、37ページ)

 

「俺の親戚がドッグ・スニッファーやってるんだけどさ〜」

 

なんて会話、僕は聞いたことないです。

 

ほかにも、犬の散歩をする『犬の散歩屋』(6、7ページ)

 

人形の修復する『人形ドクター』(38、39ページ)

 

コインをピカピカに磨く『コインみがき』(48、49ページ)

 

これらの職業のなり方や、年収などは書かれてませんが、「こういう職業があるんだ」知見を広げるだけでも、仕事について考える良いきっかけになるのかなと思います。

 

日常ではなかなかお目にかかれない職業を知りたい方、新しいキャリアの可能性を探している方にオススメです。

 

以上です、ありがとうございました(^^)

 

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