先日、奥さんと一緒に地元の100円ショップへ買い物に行ったときの出来事です。
店内を歩いていると、ある店員さんがお客さんに謝罪している声が耳に入ってきました。
どうやら、そのお客さんは探していた商品が見つからず、店員さんに探してもらったものの、結局その商品は店頭になかったようで、待った時間が無駄だったと怒っている様子でした。
「在庫管理をしっかりしておけばこんなことにはならないはずだ」とか、「忙しいのに待たされた時間がもったいなかった」と、文句を言い続けていました。
それに対して、店員さんはただひたすらに謝るばかりでした。
この店の在庫管理や接客対応マニュアルがどのようになっているのかはわかりませんが、もし店員さんが親切心から商品を探してくれた結果、このような事態になってしまったのであれば、本当に気の毒に思います。
そのお客さんも、まずは「探してくれてありがとう」と思うべきではないでしょうか。
自分の時間がどうのこうのと言っていましたが、そんなことでグチグチ言っている方がよっぽど時間を無駄にしているのではないかとも思いました。
こんな些細な出来事でこれほどグチグチ言うなんて、もしかしたら日常生活でも何かといろいろ苦労しているのかもしれません。
僕の悪いクセですが、好奇心が芽生え、この話の結末がどうなるのか気になってしまい、商品を探すふりをしながら、そのお客さんと店員のやり取りに耳を傾けていました。
2~3分ほど聞いていましたが、特に進展はなく、店員さんは謝り、お客さんはあいかわらずグチグチ…といった感じでした。
途中で奥さんから「まだ行かないの?」と促され、その場を後にしました。
帰り道「いやーあのお客さんは本当に時間を無駄にしているな~」と、思っていましたが、実は一番時間を無駄にしていたのはこんなやり取りを聞くために足を止めていた僕自身なのかもしれません(笑)
他人の小さなドラマの一部始終を見守ることで、人間関係やコミュニケーションの大切さを再認識することができるのかもしれません。
…と、僕が無駄にした時間の正当化しようとする(・c_・)