「盲信せず自分で考える」力を取り戻す。一見ふざけた『空飛ぶスパゲッティ・モンスター教』が教えてくれる大切なこと

思考・教養

概要

書名: 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教ガイドブック

作者: FSM研究会

出版社: 自由国民社

出版年: 2023年3月6日

本の長さ:112ページ

ジャンル: 宗教、哲学、ユーモア、教養

内容:ボビー・ヘンダーソンが創始した「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」の成り立ちや思想についてわかりやすく解説した入門書。

特徴

本の長さが112ページと少なく、写真やイラストも載っていて見た目も楽しいのです。

しかし、文字量が多いので、普段あまり本を読まない人にとっては読むのが少し大変かもしれませんが、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教に興味がある人にとっては、とても面白い内容なのでおすすめです。

この本から得られること

・スパゲティモンスター教について学べる。
・科学と宗教について考えさせられる。
・行動や思考の指針として役に立つ。

空飛ぶスパゲッティ・モンスター教が作られた背景

創始者のボビー・ヘンダーソンがこの宗教を作った理由は、インテリジェント・デザイン(以下「ID」という。) と呼ばれる考え方を批判するためでした。

IDというのは、簡単に言うと「生命は神のようなとても賢い存在が作った」という考え方です。

一方、進化論は「生命は長い時間をかけて少しずつ変化してきた」という考え方です。

問題は、一部の人たちが、IDも進化論と同じように学校で教えるべきだと言い出したことです。

しかし、IDは進化論のようにたくさんの科学的な証拠で裏付けられているわけではありません。

そこでボビー・ヘンダーソンは、「学校で科学的根拠がないIDを教えるなら、空飛ぶスパゲッティ・モンスターが世界を作ったという話も教えないと不公平だよね」という流れでこの宗教が作られました。

感想

この宗教を知ったきっかけは、テレビ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」でした。

当時は「変わった人もいるんだなぁ」くらいにしか思っていませんでした。

時は流れ最近、たまたまネットでこの本を、面白そうだなと思い、衝動買いしました。

特にこの宗教に入ろうとは思っていなかったのですが。

ところが、本を開いてみると、表紙のコミカルさとは裏腹に文字がびっしりで、意外と読むのが大変でした。

「アーメン」の代わりに「ラーメン」を言うとか、疲れたときに海賊がどう考えるかとか、ぶっ飛んだ考え方がたくさん書かれていて、一見ふざけているような教義ですが、意外とまともなことも言っているんです。

ユーモアの中に、宗教や科学に対する深い考察が隠されていて、読んでいてとても楽しかったです。

「◯◯の第一人者がこう言ってるんだから、それが正しいんだ!」なんて盲信せず、「ホントにそうなのかな?」と自分で考え、判断する力を持つことが大切なんだと思いました。

ちなみに、この宗教に入るのに特別な資格やお金は必要ありません。

誰でも簡単に「スパモン教徒」を名乗れるんです。

もし、入信した気分を味わいたいのであれば、こちらの公式ウェブサイトで「洗礼証明書」を買うこともできます。

僕はこのガイドブックを読んだだけで満足していますが、もっと深く知りたい方は、『反★進化論講座―空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書』ボビー・ヘンダーソン[著] 片岡夏実[訳]もおすすめです。

以上です、ありがとうございました(^^)

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